刑務所の建築工事で業務委託料詐取 会社役員の男 初公判で起訴内容認める

刑務所の建築工事の一般競争入札で、書類を偽造して参加し業務委託料をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた会社役員の男の裁判が31日開かれ、男は起訴内容を認めました。

有印公文書偽造、詐欺などの罪に問われているのは会社役員の中登成光被告(58歳)です。起訴状などによりますと中登被告は、2020年8月に法務省が公告をした大阪医療刑務所の工事監理業務の一般競争入札で、一級建築士を雇用し入札の条件を満たしているように装うため書類を偽造したほか、落札後には中登被告が別の一級建築士になりすまして「監理業務」を行ったとされています。そして、2022年4月から2023年2月にかけて業務委託料あわせて約6400万円をだまし取ったとされています。31日開かれた初公判で中登被告は「間違いはありません」と起訴内容を認めました。次回の裁判は3月11日に開かれる予定です。

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