政治とカネ「厳しく対処」 国民民主、活動方針案判明

30日、記者団の取材に応じる国民民主党の玉木代表=国会

 国民民主党の2024年度活動方針素案が31日、判明した。自民党派閥の裏金事件を「政治への信頼を根底から揺るがす大問題だ。厳しく対処する」と批判。一方、政策本位で与野党問わず連携する方針は維持した。党内議論を経て、2月12日の党大会で決定する。党関係者が明らかにした。

 素案では「正直な政治をつらぬく」と強調。政治資金の透明化に取り組み、国会改革や選挙制度改革を進めると表明した。ガソリン代や電気代の値下げなど物価高対策を進め「持続的な賃上げの実現に取り組む」と明記した。

 次期衆院選を巡り「石にかじりついてでも勝つという気概を持って全力で戦い抜く」と力説した。

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