福山大学のサッカー部員2人が、大麻を所持していたとして逮捕されました。
大麻を巡る逮捕者はこれで4人となる一方、大学がサッカー部員らを対象に薬物防止の研修会を開きました。
「大麻取締法違反」の疑いで逮捕されたのは、福山大学サッカー部の4年生と3年生の部員です。
警察によると、2人はすでに逮捕されているサッカー部員2人と共謀して、1月10日、福山市内で大麻を所持した疑いです。
調べに対し「4人で大麻を吸った」と供述するなど、2人とも容疑を認めているということです。
警察は、すでに逮捕した部員2人の調べから新たに2人の関与が発覚したとしています。
同じサッカー部のキャプテンは…。
■福山大学サッカー部 郷田凪砂キャプテン(3年)
「ずっと一緒にサッカーをやってきた仲間で、まさかそんなことやっていると思わなかったので、悲しいし残念という思い」
2人の逮捕と相前後して、福山大学はサッカー部や野球部の学生およそ60人を対象に、薬物乱用防止のための研修会を開きました。
■福山大学 大塚 豊 学長
「スポーツマンとして不正直だった。非常に残念に思う。一切の非合法な行為は許しません。絶対に許さない」
研修会では、薬学部の教授が講師となり、大麻や覚せい剤など薬物の「依存性の強さ」や「危険性」について説明しました。
■福山大学 薬学部 石津 隆 教授
「大麻とか覚せい剤、勧めてくる人が暴力団だと思う人?友人だと思う人?」
学生たちは「違法薬物からいかにして自分を守るか」について話し合い、誘いを断るための実践にも取り組みました。
■福山大学サッカー部 郷田凪砂キャプテン(3年)
「薬物に誘われたり関わることがあった時、しっかり断ったり、やめた方がいいと言うことが大事だと改めて気付かされた」
福山大学は「引き続き再発防止の啓発活動を実施し、警察による捜査に全面的に協力する」としています。
(2024年1月31日放送)