日本が支援したガザ3施設が破壊 「イスラエルに抗議すべき」

日本が支援する学校付近で見つかったクレーターの衛星画像。赤い点がクレーターで×印が学校。オレンジの円は爆弾の想定影響範囲=2023年12月、パレスチナ自治区ガザ北部((C)Planet Labs.分析:東京大学大学院渡邉英徳研究室・共同)

 NPO法人「日本国際ボランティアセンター」(JVC)と東京大大学院の渡邉英徳教授の研究室は31日、パレスチナ自治区ガザで日本が建設や運営を支援した大学など少なくとも3施設が攻撃を受けて破壊されたと発表した。「支援施設が壊される前に戦闘をやめるようイスラエルに抗議すべきだ」と日本政府に呼びかけた。

 イスラエル軍とイスラム組織ハマスによる戦闘開始前後の衛星写真を比較した。調査対象としたほぼ全ての日本の支援施設周辺でイスラエル軍のものとみられる車両やその走行痕、爆撃の痕跡を確認した。空爆跡とみられる巨大クレーターもあった。

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