短期間で何度も車が故障する場合は扱い方に問題があるかも…
日頃から車を運転する人は、運転の仕方や扱い方を心がけていると思います。しかし、短期間で何度も車が故障したり、頻繁に車に不具合が起こる場合は、何気なく行っている運転方法や扱い方に問題があるのかもしれません。
長年運転し慣れている人でも、慣れによって運転の心構えや車の扱い方が雑になってしまうことがあります。この機会に改めて車の正しい運転方法や扱い方を確認しておきましょう。
やってない?車がすぐに故障してしまう『NG行為』7選
何気ない行動が意外と故障につながる原因となっていることも多いです。ここでは、車がすぐに故障してしまう原因となるNG行為を見ていきましょう。
1.エンジンをかけた直後にアクセル全開で走る
エンジンをかけた後、すぐにアクセルを全開にしてしまうと、エンジン部分に負担をかけてしまいます。この行為を続けていると、オイルが内部に行き渡っていない状態で金属面に摩擦ダメージを起こしてしまうため、故障や不調の原因となるリスクが高まります。
なるべくエンジンをかけた後は少し時間を置いてから走行するようにしたり、ゆっくり踏み出すようにしましょう。
2.長時間のアイドリング
長時間のアイドリングは、排気ガスなどを外部に排出し続けるだけでなく、熱の排出効率が悪くなり、内部に熱がこもりやすくなります。
内部に高温の熱がこもることによって、エンジンルーム全体に負担がかかり続けるため、長時間のアイドリングを日常的に行っていると、故障の原因となる恐れがあります。
3.急ハンドルや急ブレーキなど「急」な運転
急ハンドルや急ブレーキ、急発進など、「急」が付く運転操作は、車のあらゆる部分に負担をかける行為です。
例えば、急ハンドルを切ることで、ボディだけでなくタイヤや車の間接部に用いられるブッシュ類に負荷がかかり、傷みやすくなります。
このような運転は習慣化しやすいため、日常的に行っていると車に負担をかけて故障するだけでなく、事故にも繋がりかねないのでやめましょう。
4.完全に停車する前に前進・後退する
車を駐車する際、完全に停車していないのに前進させたり後退させたりしていませんか。実はこの何気ない運転もトランスミッションに負担をかけてしまいます。
マニュアル車の場合は、そもそもこのような運転ができないような構造になっていますが、オートマ車の場合は少し動くだけでもギアが変わってしまうことがあります。この状態で前進、後退してしまうと故障の原因になるので気をつけましょう。
5.ガソリンを満タンまで給油しない
「もったいないから」「少し余裕を残しておいた方が良い」という考えから、ガソリンを満タンではなく、少し少なめに給油する人もいるでしょう。
しかし、実はガソリンを満タンに給油しないと、燃料が足りなくなった時に燃料ポンプの熱が上手く排出されず、故障につながる恐れがあります。給油する時は、毎回満タンまで給油することを心がけましょう。
6.エアコンを作動させたまま急発進する
エアコンをかけたまま急発進してしまうと、コンプレッサーの不具合を招く原因になります。エアコンを使う際は急発進することは控え、丁寧にアクセルを踏んだり、必要のない時はエアコンを停止することを心がけてください。
7.定期メンテナンスを受けていない
車の故障を未然に防ぐためには、定期的にメンテナンスを受けることも大事です。人によっては、車検を受ける時期にメンテナンスを一緒に申し込んでいるという方もいると思います。
洗車やタイヤ交換などは、自分で定期的にチェックして必要な時に行うことができます。しかし、専門的な部分は素人が自分で行うことは難しいでしょう。
そのため、メーカーや専門業者に依頼して、定期的にメンテナンスを受けることも故障を防ぐことにつながります。
愛車は丁寧な運転や扱いを心がけて故障リスクを回避しよう
いかがでしたか。車がなぜか頻繁に不具合を起こしたり、故障したりするという場合は、日頃の扱い方に問題が見つかるケースが多いです。改めて愛車を長持ちさせるためにも、丁寧な運転や扱い方を心がけてください。