広島市中心部で1日オープンするサッカー専用スタジアム「エディオンピースウイング広島」(同市中区基町)の竣工(しゅんこう)式が31日、現地で開かれた。地元政財界、スポーツ界などから約240人が出席し、広島の新たなシンボルの誕生を祝った。
建設した市が主催。ピッチ上の特設ステージで松井一実市長が「にぎわい創出の新拠点として末永く愛されるよう期待している」とあいさつし、湯崎英彦広島県知事や池田晃治広島商工会議所会頭らとテープカットした。
地上7階で約2万8千人を収容可能で、サッカースタジアムでは国内最大級の大型ビジョン(縦9メートル、横32メートル)1基を設けた。
J1サンフレッチェ広島が本拠地として使用。10日のプレシーズンマッチ・ガンバ大阪戦がスタジアム開業後初の試合となるほか、23日のJ1開幕戦では浦和レッズを迎える。
建物内には、広島サッカー史を紹介するとともにシュート、ドリブルの体験ができるブースを備えたミュージアムも整備した。スタジアムを指定管理するサンフレッチェの仙田信吾社長は取材に「年間通じ楽しめるスタジアムにし、勝利を重ねJ1優勝を目指す」と話した。