「無事に復帰できて良かった」三笘薫が今大会初出場 自身の状態について「まだまだ強度を上げないと」

日本代表は31日、AFCアジアカップカタール2023・決勝トーナメント1回戦でバーレーン代表と対戦し、3対1で勝利した。試合後、日本代表の三笘薫(ブライトン/イングランド)がミックスゾーンでメディア取材に応じた。

ケガの影響で出遅れ、グループステージでの復帰が叶わなかった三笘だが、決勝トーナメント初戦となったバーレーン戦で待望の今大会初出場。後半途中の68分からピッチに入ると、左サイドで積極的にドリブルを仕掛け、数多くのチャンスを演出してみせた。

しかし、試合を終えた三笘は、「次の試合に向けて、良い準備にはなりました」と手応えを語りつつも、自身の状態に関しては「まだまだ全然ですね。まだまだ強度も上げないといけないです」と語り、「リードした展開だからこそできた部分もあると思いますし、次はもっと厳しくなると思うので」と、次戦までにさらなるコンディションの向上を目指した。

12月22日のプレミアリーグ第18節、クリスタル・パレス戦で足首を負傷してから、1カ月以上戦線から離れていた三笘。復帰までの道のりを振り返り、「結構、大きなケガでしたけど、無事に復帰できて良かったです。スタッフであったり、ブライトンからもいろいろとサポートを受けてきた人もいて、本当に感謝の思いがあるので、これから結果で恩返ししたいです」と語り、今大会でのさらなる活躍を誓った。

「僕はもうプレーで見せないといけないですし、ボールを持ったときに時間をつくったり、違いを見せて突破することが求められていると思います。次の相手はもう少しボールポゼッションができないと思うので、そういった中でも、自分が独りでやり切る力は求められているので、次に向けて、しっかり良い準備をしたいと思います」

次の準々決勝までは中2日と、厳しい日程が待ち受ける。三笘も「チーム全員が100パーセントを出し切らないと優勝は厳しいと思います」と総力戦を覚悟し、次戦に向けて「簡単ではないと全員が認識していますし、自分たちが良い準備をすれば勝てる自信はありますけど、本当に厳しい戦いになると思っています」と話していた。

日本代表の次戦は、2月3日(土)20時30分キックオフ。準々決勝でイラン代表対シリア代表の勝者と対戦する。

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