【インドネシア】ガルーダ航空、炭素クレジットを初購入[運輸]

インドネシアの国営ガルーダ・インドネシア航空は1月30日、二酸化炭素(CO2)排出権の取引所「IDXカーボン」でカーボンクレジットを購入したと発表した。同社がカーボンクレジットを購入するのは今回が初めて。温室効果ガスの排出量が実質ゼロの運航「カーボンニュートラル・フライト」の実現に向けた取り組みの一つ。

ガルーダ航空の広報担当者によると、カーボンクレジットは1月26日に購入した。国営石油プルタミナの事業で創出されたクレジットという。購入した排出量枠や費用は明らかにしていない。

ガルーダ航空は、今後は国際民間航空機関(ICAO)の「国際航空のためのカーボン・オフセットおよび削減スキーム(CORSIA)」も活用し、温室効果ガスの排出枠を購入して排出量を相殺する「カーボン・オフセット」の取り組みを進めていくと説明した。

ガルーダ航空は2023年10月、持続可能な航空燃料(SAF)として開発されたバイオ燃料「J2.4」を使用した初の商業飛行も実施している。

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