【ミャンマー】抵抗勢力、国軍に無条件降伏を要求[政治]

ミャンマーの民主派でつくる挙国一致政府(NUG)は1月31日、対軍事政権の「抵抗勢力」の共同声明として、国軍に無条件降伏するよう要求した。また、政治介入の停止や民主主義への回帰などを受け入れる「責任ある国軍指導者」とは交渉に応じるとしつつも、武装闘争を続ける方針を示した。

国軍によるクーデターから2月1日で3年。共同声明では、クーデターによって誕生した軍政の打倒、国軍がさまざまな特権を享受する2008年憲法の廃止など六つの条件が「抵抗勢力」の共通目的だとし、これら全てを受け入れる国軍指導者と交渉するとした。

「抵抗勢力」がどの組織を指すのかは声明に明示していない。NUGの他、少数民族武装勢力「カレン民族同盟(KNU)」「チン民族戦線(CNF)」などが参加しているもようだ。

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