「平和の誓い」手話や外国語も可 長崎平和式典の被爆者代表

昨年8月の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」で、原爆がさく裂した時刻に合わせて黙とうする参列者=長崎市の出島メッセ長崎

 長崎市は1日、長崎原爆の日の8月9日に開く平和祈念式典で「平和への誓い」を読み上げる被爆者代表の募集を始めた。被爆者健康手帳を持っているかどうかや、居住地、国籍は問わない。広く募るため、手話や外国語での朗読も可能だと初めて明記した。3月29日まで。

 被爆者代表は2017年から公募制となったが、昨年の応募は最少の7人にとどまった。市の担当者は、募集要項を改めることで「より多くの人に応募してもらいたい」と話している。被爆者と有識者でつくる審査会が、5月末までに代表を選ぶ。

 応募資格は、長崎で被爆し、これまでに被爆体験の継承活動などに取り組んだ経験がある人。

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