J2水戸 沖縄キャンプ 浜崎監督、共有理解は「まだ7、8割」 プレーにこだわりを

選手に指示を出すJ2水戸の浜崎監督=豊見城総合公園陸上競技場

沖縄キャンプを折り返したJ2水戸の浜崎監督が、報道陣のインタビューに応じた。現状の成果や今後の意気込みなどを聞いた。

-キャンプのテーマは

16人が加わったことから、もう一度、チームの共有理解を増やし、深める作業が一番。選手の特長はある程度理解しているつもりだが、性格や(選手同士の)得意な組み合わせでいえば、まだ7、8割程度の理解か。

-「今季はよりアグレッシブに」と公言しているが、どのような変化を加えたいか

何か大きくサッカーが変わるわけではないが、一個一個のプレーのこだわりの部分。昨季はそれが勝負を分けてきた。今季の始めから出せるように準備したい。エラーをエラーで終わらせないマインドを植え付けて、当たり前にしていきたい。

-現状の課題は

第一に共有の部分で、各選手ごとの考え方がある。まだまだそれが合っていない。もう一つは、まだ90分間の試合ができていないこと。ゲームコントロールの部分を磨いていく必要がある。

-キャンプ後半の狙いは

何か変えるというよりは深めていく。競争でどんなベスト(メンバー)になっていくか。前半は選手たちの状態を上げてきたが、ここからは差が出てくる。全く競争に関われない選手も出てくると思う。そこからトライして1歩前に出てくるような選手に期待したい。

-今季を戦い抜くためのポイントは

特長のある選手が多い。それを引き出していくこと。また、チームとして(徹底事項を)外してはいけない。例えば、守備でポジションを取った上で前に出ることなど。それがゲームの基本になる。また、われわれが目指すレベルは、激しくプレーしなければいけない。J1昇格を決めたチームを追い越す勢いで、選手への要求は高くしていかなければならない。

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