マドリード・ダービー控えるアトレティコ、好調デパイの終盤弾でラージョに競り勝つ【ラ・リーガ】

[写真:Getty Images]

アトレティコ・マドリーは1月31日、ラ・リーガ第20節延期分でラージョ・バジェカーノをホームに迎え、2-1で競り勝った。

3日前のバレンシア戦を2-0と快勝して3位に浮上したアトレティコ(勝ち点44)は、4日後にレアル・マドリーとのマドリード・ダービーを控える中、モラタが欠場、グリーズマンがベンチスタートとなった中、新戦力のフェルメーレンが[3-5-2]の右インサイドMFで初先発となった。

13位ラージョ(勝ち点24)に対し、デパイとコレアの2トップで臨んだアトレティコはポゼッションを譲る入りとする。

そのアトレティコは20分、デパイがボックス中央でルーズボールを拾い反転から際どいシュートを浴びせると、24分にはコレアがボックス右へ抜け出してGK強襲のシュートを浴びせた。

そして29分には絶好機。コレアがデパイのスルーパスに抜け出してGKもかわしシュート。しかしゴールライン上でルジューヌの好クリアに阻まれた。

それでも36分に押し切る。左サイド低い位置からのリケルメのFKをファーサイドのヘイニウドがヘディングで押し込んだ。

しかし43分、ペナルティアーク左のアルバロ・ガルシアに見事なシュートを叩き込まれ、1-1で前半を終えた。

迎えた後半、フェルメーレンに代えてモリーナを投入したアトレティコが重心を押し上げていくも好機を作れずにいると、58分に3枚替え。グリーズマン、リーノ、デ・パウルを投入した。

直後、アルバロ・ガルシアに裏抜けされてループシュートを打たれるピンチのあったアトレティコは、64分にグリーズマンがボックス左から際どいシュートで牽制。

そして終盤の81分にはデパイが勝ち越し弾かと思われたが、VARの末にわずかにオフサイドでゴール取り消しに。

それでも90分、デパイに正真正銘の決勝弾。サイド攻撃で揺さぶった流れからグリーズマンの右クロスをデパイが合わせた。デパイの公式戦3戦連発弾で競り勝ったアトレティコがマドリード・ダービーに向けて弾みを付けている。

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