派閥パーティー券収入の「裏金」化問題 東海地方の自民・安倍派国会議員5人が不記載で訂正に

自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、この地方の安倍派の国会議員5人が、派閥から受けたキックバックなどを政治資金収支報告書に記載していなかったことが分かりました。

収支報告書への不記載が新たに分かったのはいずれも安倍派に所属する、衆議院・愛知12区が地盤で比例東海ブロック選出の青山周平議員、愛知15区選出の根本幸典議員、三重4区選出の鈴木英敬議員、それに参議院・愛知選挙区選出の酒井庸行議員と三重選挙区選出の吉川ゆうみ議員の5人です。

安倍派がきのう総務省に届け出た政治資金収支報告書の訂正などによりますと5人の議員はいずれも派閥のパーティー券収入の一部を受け取ったものの、収支報告書には記載していませんでした。最も高額だったのは根本議員で、おととしまでの3年間で396万円。鈴木議員が280万円。吉川議員が240万円。青山議員が72万円で、4人は、1月31日付けで収支報告書の訂正を届け出たということです。また、最も少額だった酒井議員は2021年までの3年間で58万円で、早ければ2月1日にも訂正を届け出る予定です。

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