イランは「鈴木彩艶の不安定さを狙ってくる」韓国メディアが日本の弱点を指摘

1月31日に行われたアジアカップのラウンド16でバーレーンを相手に3-1と勝利を収めた日本代表。準々決勝ではイランと対戦することが決まっている。

ただ、今回の試合でも物議を醸したポイントがGKの鈴木彩艶であった。パンチングで相手にセットプレーを与えたり、空中戦で上田綺世と交錯してオウンゴールを喫するなど、失点につながるプレーが散見されている。

韓国の『朝鮮日報』は以下のように書き、日本はゴールキーパーという不安要素を抱えながら戦っていると指摘した。

「まだ不安要素もあった。今回もGK鈴木彩艶が未熟なハイボール処理で事故を起こしたことだ。サイード・バケルのヘディングを弾いたときにミスを起こし、上田綺世と衝突し、彼の手に当たってオウンゴールとなった。2分間、鈴木彩艶が4回も愚かなハイボール処理をしたことが仇となった。

ミスは今回が初めてではない。ベトナム戦では2失点を喫し、イラク戦でもハイボール処理から失点を許して敗北した。

森保監督はゴールキーパーの世代交代のため権田修一とシュミット・ダニエル、中村航輔をすべて除外した。

しかし鈴木彩艶はAマッチの経験が少なく大会前から不安要素として指摘され、それは現実になっている。日本はゴールキーパーの実力不足という最悪の変数を抱いたままトーナメントを戦っている」

また、『スポーツ京郷』はこれから日本と対戦するチームは間違いなくハイボールを有効に使おうとしてくるだろうと予想した。

「ゴールキーパーの不安は相変わらずだった。鈴木彩艶が正しくハイボールを処理できなかったものがゴールに向かい、もつれながらオウンゴールになった。

彼はベトナム戦からハイボールの処理で苦戦しており、それが不安要素として指摘されている。今後日本を相手にするチームは、鈴木彩艶を集中的に攻略してくるだろうと予想される。

バーレーンも終盤は長身の選手を投入してツインタワーを使っていた。体格的に優れるイランが対戦相手になるとすれば、おそらく日本にとっては厳しい勝負になるだろう」

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さらに『Footbalist』はこれまで日本は9本しか失点に繋がる可能性があるシュートを打たれていないにもかかわらず6失点していることを指摘している。

「鈴木彩艶は今回の大会を通して不安な姿を見せているゴールキーパーだ。致命的なミスで何度も失点を喫している。最大の問題は不安なハイボール処理だ。

ベトナムではセットプレーの状況に上手く対処できず、イラク戦でもミスが失点に繋がった。コーナーキックでのポジショニングも含めて経験不足の姿を見せている。

もちろん2002年生まれの若い選手の経験不足は当然であるが、大きな大会ではミスが許されない。日本は6失点を喫しているが、有効被シュート数は9本しかないのだ」

日本代表はこの大会で鈴木彩艶、前川黛也、そして野沢大志ブランドンの3名をゴールキーパーとして帯同させている。森保監督は鈴木彩艶の才能をかなり高く評価しているようだが…果たしてどうなるだろうか。

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