「フットボールにはピッチ内外で規律が必要」、テン・ハグ監督が懲戒処分受けたラッシュフォードに言及

指揮官がエースに苦言[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリク・テン・ハグ監督が、規律問題で懲戒処分を受けたイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて改めて言及した。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。

ラッシュフォードは、先週ミッドウィークにベルファストにいる友人を訪問した際にナイトクラブで深酒し、休暇明けの26日のトレーニングを体調不良を理由に欠席した。

これを受け、テン・ハグ監督は28日に行われたFAカップ4回戦のニューポート・カウンティ戦にて同選手を招集外とした。

その後、同監督とラッシュフォードは話し合いの場を設け、クラブサイドは「マーカスは自分の行動の責任を取った。これは内部懲戒問題として処理されており、現在は終了している」との声明と共に、同選手に対して2週間分の給与にあたる65万ポンド(約1億2000万円)の罰金処分を科した。

これにより、ラッシュフォードは2月1日に行われるプレミアリーグ第22節のウォルバーハンプトン戦でのチーム選考に入ることになったが、オランダ人指揮官は同試合に向けた前日会見の場で改めて規律遵守を強く要求している。

「彼は責任を負ったので、残りは内部の問題だ。問題は解決した」

「(敬意の欠如とは)何の関係もないが、私は、試合に集中しよう、次に進もうと話した。声明は明白であり、我々はフットボールの試合に勝つことに集中しなければならない」

「私には(規律とは)何の関係もないが、フットボールには規律が必要であり、それはピッチ内だけでなくピッチ外でも同じだ。すべてのプレーヤー、すべてのプロフェッショナルがこれを知っている場合と、何が必要とされるかの間には一線がある」

「我々はフットボールの試合に勝つことに集中しなければならないが、それが重要なのは当然であり、トッププロは皆、何が求められているかを知っている」

ラッシュフォードに関しては以前から幾度となく素行問題が取り沙汰されており、今回の一件が発覚後はクラブOBを中心に風当たりが強まっている。そのため、今後は振るわないピッチ内のパフォーマンスと共に信頼を回復させる献身が求められるところだ。

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