トッテナム、後半開始から11分間で一挙3得点!…ブレントフォードとの撃ち合い制し4位浮上

プレミアリーグ第22節が31日に行われ、トッテナムとブレントフォードが対戦した。

アンジェ・ポステコグルー新監督を迎えた今シーズンは序盤戦で10戦無敗を記録するなど旋風を巻き起こしたトッテナム。現在は勝ち点「40」の5位に留まっているが、直近5試合も3勝1分1敗と白星が先行。ミッキー・ファン・デ・フェンやジェームズ・マディソンといった負傷者たちも続々と復帰を果たしている。今節はホームに15位ブレントフォードを迎え、2試合ぶりの勝利を目指す。

試合の均衡が破れたのは15分。中盤でボールを奪取したブレントフォードはクリスティアン・ノアゴールが相手DFラインの背後へスルーパスを供給。イヴァン・トニーのシュートはGKグリエルモ・ヴィカーリオに阻まれるも、こぼれ球をニール・モペイが押し込み先制に成功した。リードを許したトッテナムは24分、マディソンが鋭い縦パスを送ると、ボックス手前中央でこれを収めたリチャーリソンが強烈なミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の右へ外れる。

一進一退の攻防が続く中、37分にはブレントフォードにチャンス到来。マティアス・イェンセンが左からクロスを入れると、これを収めたイーサン・ピノックがヒールで意表を突くシュートを放つも枠を捉えきれず。45分、今度はイェンセンのFKにイヴァン・トニーが打点の高いヘディングで合わせたが、強烈なシュートはGKヴィカーリオの好セーブに阻まれた。前半はこのまま0-1で終了する。

後半開始と同時に2枚替えを敢行したトッテナムは49分、ボックス左角付近でボールを受けたティモ・ヴェルナーがカットインからボックス内へパスを供給。これを収めたデスティニー・ウドジェが相手DFと競り合いながらも左足で押し込み、試合を振り出しに戻す。さらにその直後、デヤン・クルゼフスキのスルーパスで左サイドのスペースに抜け出したヴェルナーが中央へ折り返すと、途中出場のブレナン・ジョンソンがネットを揺らし逆転に成功した。

勢いそのままに攻勢を強めるトッテナム。56分、自陣右サイドでのボール奪取からテンポ良くボールを繋ぎ、ウドジェがドリブルで中央を持ち上がる。ボックス内でパスを受けたマディソンのシュートはDFのブロックに阻まれるも、こぼれ球をリチャーリソンが難なく押し込みリードを2点に広げた。ブレントフォードは63分から64分にかけて立て続けにトニーにチャンスが訪れたが、いずれも決め切ることができない。

67分、最終ラインでボールを繋いでいたトッテナムはバランスを崩したウドジェのバックパスがトニーの元へ。GKとの1対1を冷静に沈め、ブレントフォードが1点差に詰め寄る。緊迫した展開のまま時計の針が進み、試合はアディショナルタイムへ。迎えた90+3分、ブレントフォードはボックス内右で粘ったジョシュ・ダシルヴァの折り返しにシャンドン・バプティストが合わせるもボールは枠の上へ外れる。

試合はこのまま3-2で終了し、接戦を制したトッテナムが得失点差でアストン・ヴィラを上回り4位に浮上した。次節、トッテナムは2月3日にアウェイでエヴァートンと、ブレントフォードは5日にホームでマンチェスター・シティと対戦する。

【スコア】
トッテナム 3-2 ブレントフォード

【得点者】
0-1 15分 ニール・モペイ(ブレントフォード)
1-1 48分 デスティニー・ウドジェ(トッテナム)
2-1 49分 ブレナン・ジョンソン(トッテナム)
3-1 56分 リチャーリソン(トッテナム)
3-2 67分 イヴァン・トニー(ブレントフォード)

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