副知事に日本茶アワード受賞報告 西海園「文化残したい」

浦副知事に受賞を報告する二瀬社長=県庁

 茶の品評会「日本茶AWARD(アワード)2023」で「日本茶準大賞・農林水産省農産局長賞」を受賞した長崎県東彼杵郡東彼杵町の製茶問屋「西海園」の二瀬浩志社長らが31日、県庁を訪れ、浦真樹副知事に報告した。
 受賞したのは煎茶ティーバッグ「そのぎ茶 極豊(きわみゆたか)緑茶プレミアムTB」。ティーバッグは急須と違って茶葉が広がりにくく、急須で入れた茶に近づけるために焙煎(ばいせん)の方法などを変えたという。煎茶ティーバッグの茶が上位入賞したのは全国初。
 二瀬社長は「急須がない家庭が増えつつある中、お茶の文化を残していきたい。茶殻の処分もなく、湯飲みとお湯があれば飲めるので、旅先やオフィスなどで手軽に飲んでいただければ」と話した。
 試飲した浦副知事は「色もきれいで、香りも豊か。甘みも感じる」と感想を語った。受賞商品は同町の道の駅などで販売している。

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