アストロズがエンゼルスとのトレードでトレイ・キャベージを獲得

アストロズのデイナ・ブラウンGMはジョシュ・ヘイダーを獲得したあと、「もし左打ちの選手、特にスピードのある外野手を見つけることができたら、我々は獲得に動くだろう」と話していたが、その言葉通りの補強を実現させた。日本時間2月1日、アストロズはマイナー右腕のカルロス・エスピノーザをエンゼルスへ放出し、トレイ・キャベージを獲得するトレードが成立したことを発表。昨季マイナーで大活躍してメジャーデビューしたキャベージだが、エンゼルスのマット・ムーア獲得に伴いDFAとなっていた。

現在26歳のキャベージは2015年ドラフト4巡目指名でツインズに入団。マイナーAA級まで昇格したものの、目立った活躍ができないまま2021年オフにFAとなり、エンゼルスとマイナー契約を結んだ。移籍1年目は故障もあってAA級で30試合のみの出場に終わったが、打率.327、10本塁打、32打点、10盗塁、OPS1.098という好成績をマーク。昨季は初のAAA級で107試合に出場して打率.306、30本塁打、89打点、32盗塁、OPS.975の大活躍を見せ、メジャーでも22試合に出場した。

一塁と外野の3ポジションを守ることができるキャベージは、アストロズの野手陣の層に厚みを加える存在となる。まだマイナー・オプションを残しているため、開幕はマイナーAAA級で迎える可能性が高いものの、マイナーで結果を残していれば、控え一塁手のジョン・シングルトンが全く打てなかったり、正中堅手に抜擢されるジェイク・マイヤーズが期待に応えられなかったりした場合に、メジャーから声がかかる可能性が高そうだ。

アストロズが放出したエスピノーザはキューバ出身の22歳の右腕。2022年1月にアストロズと契約し、プロ入り2年目の昨季はマイナーのルーキー級とA級で合計15試合(うち7先発)に登板して56回2/3を投げ、4勝5敗、1ホールド、防御率4.29、70奪三振を記録した。

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