F1参戦を拒絶されたアンドレッティ・キャデラックが声明「反対理由に強く異議を唱える」

 フォーミュラワン・マネジメント(FOM)がアンドレッティ・グローバルの2025年または2026年のF1参戦への申請を却下すると発表したことを受け、アンドレッティ・キャデラックが、強い反発を示した。

 マイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・グローバルは、ゼネラルモーターズ(GM)と提携し、アンドレッティ・キャデラックとしてF1に参戦することを目指しており、FIAからの承認を得ることができた。しかし、FOMは、審査した結果、2025年または2026年の参戦申請については却下するという結論を下した。主な理由としては、チームの競争力が高いとは思えず、F1に価値をもたらす存在とはみなせないということだった。

2022年F1第5戦マイアミGP マイケル・アンドレッティとFIA会長モハメド・ビン・スライエム

 一方で、FOMは、ゼネラルモーターズが、2028年シーズンからのF1パワーユニット(PU)マニュファクチャラーとしてFIAに正式な登録を行い、アンドレッティ・キャデラックにパワーユニットを供給することに注目し、ゼネラルモーターズからのパワーユニット供給の体制が整った時には、アンドレッティのエントリーについて再検討する可能性があると示唆している。

 今回のFOMの発表を受け、アンドレッティ・キャデラックは、次のような声明を発表した。

「アンドレッティ・キャデラックは、フォーミュラワン・マネジメント・リミテッドが共有した情報を検討したが、その内容に強く異議を唱える」

「アンドレッティとキャデラックは、成功を収めているふたつのグローバル・モータースポーツ組織であり、真のアメリカのワークスチームをF1にもたらし、世界最高のチームと競うことにコミットする」

「我々は、経験豊富なチームの力により、競争力の高いマシンとパワーユニットの開発においてすでに大きな進歩を遂げたと自負しており、その作業は急ピッチで進められている」

「アンドレッティ・キャデラックはまた、サポートを表明してくれたファンに対し、感謝の意を表したい」

F1参戦の意向を表明したアンドレッティ・キャデラック
GMがアンドレッティ・キャデラックF1にパワーユニットを供給へ

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