39歳のジョー・スミスが現役引退を表明 メジャー通算866登板の右腕

日本時間2月1日、メジャー通算866試合に登板した39歳のジョー・スミスが代理人事務所のエクセル・スポーツ・マネジメントを通してコメントを発表し、現役引退を表明した。スミスは自身が在籍したメッツ、ガーディアンズ、エンゼルス、カブス、ブルージェイズ、アストロズ、マリナーズ、ツインズへの感謝を述べたほか、お世話になったコーチやチームメイト、トレーナー、そして家族への感謝も忘れなかった。スミスがメジャーでプレーしたのは2022年シーズンが最後。昨季はどのチームとも契約せず、無所属のまま1年を過ごした。

スミスは2006年ドラフト3巡目でメッツから指名を受けてプロ入り。翌2007年に開幕ロースター入りを果たすと、いきなり54試合に登板し、2008年には自己最多の82登板を記録した。2008年オフに三角トレードでガーディアンズ(当時インディアンス)へ移籍し、中継ぎの柱として活躍。その後、エンゼルス、カブス、ブルージェイズ、インディアンス、アストロズと渡り歩き、2010年から2018年まで9年連続で50試合以上に登板するなど、タフなリリーバーとして奮闘し続けた。

一時は通算1000登板も狙えるペースだったが、2018年オフに左アキレス腱を断裂し、翌2019年は自己最少の28試合しか登板できず。新型コロナウイルスのパンデミックの影響で60試合制の短縮シーズンとなった2020年は出場を辞退した。アストロズとマリナーズでプレーした2021年は50試合に登板したが、自己ワーストの防御率4.99に終わり、ツインズへ移籍した2022年も34試合で防御率4.61とかつての安定感を取り戻せず。同年8月に解雇されると、その後は無所属の状態が続いていた。

メジャー15年間で積み上げた通算228ホールドはトニー・ワトソン(246)、アーサー・ローズ(231)に次ぐメジャー歴代3位の数字であり、地味ながらも球界を代表するリリーバーの1人であったことは間違いない。ポストシーズンには通算5度出場し、18試合で防御率2.57と安定した投球を見せた。メジャー15年間の通算成績は866試合(すべてリリーフ)に登板して762回1/3を投げ、55勝34敗30セーブ、228ホールド、防御率3.14、666奪三振となっている。

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