「古橋亨梧の不調、ロジャーズ監督が原因じゃない」OBニール・レノンが解説

今シーズンはスコティッシュ・プレミアシップで12ゴールという結果となっているセルティックFW古橋亨梧。

新たにブレンダン・ロジャーズ監督が就任したクラブで浮き沈みの多いシーズンを過ごしており、昨年の35ゴールと比べて見劣りするパフォーマンスとなっている。

アンジェ・ポステコグルー前監督の下では躍動していた彼が調子を崩したのは、ロジャーズ監督の戦術に問題があるんでは…という論調も根強く残っている。

しかし『PLZSoccer』によれば、セルティックのOBでもある元監督ニール・レノンは以下のように話し、古橋亨梧のゴールが減ったのはチーム全体が発展途上だからだと説明した。

「古橋亨梧のゴールが減少しているのは監督の交代が影響しているという考え方があるが、私はそれに全く同意しない。

彼が調子を崩しているとは思わない。ただ、昨年の活躍から期待されたようなものを提供することができていないだけだ。

このセルティックのチームはまだ間違いなく発展途上にあり、古橋亨梧はそれに苦しんでいる状況だといえるだろう。

大きな成功を収めると、相手はもっとマークを強めてくる。二人で対応されたり、走る場所をブロックしてきたりする。特にセルティックのホームでは常に分厚いディフェンスに直面する。

セルティックはこれからの10試合のうち7試合がアウェイゲームだ。この段階では、それがいいかもしれない。アウェイのほうが調子がいいからね。

もっと相手がオープンになってくれたほうがいい。ホームでは相手が守ってくるので、古橋亨梧が行き場をなくしてしまうことがあった。

彼はシーズンの後半にいいプレーをしてくれるだろう。セルティックにとって非常に重要な選手だ。加入以来クラブに多大な影響を与えているし、頼りになる。

そして、彼は自信を失うようなタイプの選手ではないと思うよ。走り続けているし、イライラしているようにも見えない。アジアカップが終われば仲間も戻ってくる。

前田大然は彼にとって素晴らしいアシスト源であるし、旗手怜央がいないこともクラブにとっては大きな損失だからね」

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ロジャーズ監督が就任してから半年しか経過していないことによる不完全な状況、そして相手のマークがかなり厳しくなっていることが影響している…と感じているようだ。

なお、セルティックはそれでも現在スコティッシュ・プレミアシップで首位に立っており、2月3日のアバディーン戦、7日のハイバーニアン戦、そして11日のセント・ミレン戦とアウェイゲームの3連戦に臨む予定となっている。

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