県教委 平川教育長退任へ 広島

湯崎知事は県教育委員会の平川理恵教育長が来月末の任期満了に伴い、退任する方針であることを明らかにしました。

湯崎知事は県議会2月定例会を前に開かれた県議会の中本議長との意見交換の場で、来月末をもって任期が満了する平川教育長の退任の方針を県議会側に伝えました。

湯崎英彦知事「いろんな改革を進め我々は評価をしている。(改革の基盤が整ったので)任期を一つの区切りにして新しい人にそれをベースに発展させてほしい」

平川教育長は民間出身の女性では全国初となる公立中学校校長をへて2018年県教育長に起用されました。

公立高校入試で自己表現を取り入れたり、不登校児のためSSR=スペシャルサポートルームを設置したりするなど県の教育改革を主導してきました。

スピード感あふれる改革の一方で、NPO法人との契約が外部専門家の調査で違法とされ、風通しの悪い職場風土が原因と指摘されるなど組織運営のマネジメントを問題視する声もあがっていました。

湯崎知事「大きな改革を進めていくときに、強いリーダーシップをもって進めなければなかなか進まないこともあるので、副作用として出てきたのかなと」

県議会 中本隆志議長「これ以上司法の介入があるとかそういったこともないし、我々ができることはすべてやった。今、区切りが来たということで次のステップに我々もいきたいと」

次の教育長については県議会2月定例会に人事案として提案される見込みです。

湯崎知事「これまでの(平川教育長の)路線をさらに発展させる形で引き継いでほしい」

平川理恵教育長は「残された任期を精一杯務めて参りたいと考えております」とコメントしています。

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