投票立会人、オンライン導入へ 鳥取県知事が推進表明

鳥取県庁で記者会見する平井伸治知事=1日午前

 鳥取県の平井伸治知事は1日の記者会見で、選挙の投票所に必要な立会人の役割を遠隔地から担えるようにする「オンライン立ち会い」の制度導入を推進すると表明した。市町村の選挙管理委員会が機器や通信環境を整備する補助として、2024年度の当初予算案に700万円を盛り込む。

 投票所の減少に歯止めをかけるのが狙い。平井知事は「立会人をそろえられないことが投票所を減らす要因。これ以上減らさないため防波堤をつくっておきたい」と述べた。

 公選法は投票所に実際に立ち会うことを想定しているのではないかとの質問には「(立ち会いが)リアルでなければならないというのは解釈論」と語気を強めた。

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