徳島県職員を書類送検 イベント巡り、架空契約締結疑い

 徳島県警は1日、イベントの物品製作名目で架空契約を結ぼうと虚偽文書を作成したとして、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で県観光政策課元係長の40代男性職員を書類送検した。関係者への取材で分かった。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けたとみられる。

 書類送検容疑は20年3月、イベントで使う物品製作を約200万円で業務委託、契約したように装う虚偽公文書を作成し行使した疑い。

 関係者によると、職員は18、19年に担当したイベントの物品製作費など4件の代金に関し、決裁を怠るなどして業者への支払いを滞らせ、問題を放置。埋め合わせのため、知り合いの別の業者と容疑となった架空契約を締結した。

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