アデル、今夏ドイツで4公演を行うことが決定

アデルがこの夏にヨーロッパで正式にコンサートをすることになった。

ヨーロッパでの公演は2016年以来で、ドイツ・ミュンヘンで8月2日と3日、そして翌週末の8月9日と10日の計4日間のコンサートを発表した。80,000人を収容できる会場でパフォーマンスを行う予定で、声明によると、“今回の特別なショーのために作られた野外の環境”とのことだ。

同コンサートの約2か月前まで、アデルは米ラスベガスのコロシアム・アット・シーザーズ・パレスで2022年11月にスタートした常設公演【ウィークエンズ・ウィズ・アデル】を行うことが決定している。

彼女は自身のインスタグラムに、「数か月前、夏に公演を行う話がありました。ロンドンのハイド・パーク公演とラスベガスでのレジデンシー公演に満足しているので、他に公演を行う予定はありませんでした」と綴った。「でも、私がやりたいショーを中心にデザインできる特設スタジアムで1回限りというアイデアにあまりにも興味を引かれ、熱中せずにはいられませんでした」と続けた。

今回の公演はドイツでの開催となったが、次の作品をリリースするタイミングでツアーへの復帰を予告した。アデルは「しばらくはアルバムを書かないと思う」と最近ファンが投稿したライブ映像で語った。「でも、次に書く時は」と彼女は続け、「みんなが住んでいるところどこにでも行きますよ」と明かした。

間違いなくアデルはアルバム・リリースやツアーにおいて、最も人気のあるアーティストの1人だ。米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”の1位に5曲を送り込み、「ハロー」や「イージー・オン・ミー」は10週にわたり1位に輝いた。また、4枚のアルバムのうち3枚が米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で長期間上位にランクインした。2011年にリリースした2枚目のアルバム『21』は、24週間同チャートの上位にラインクインする大ヒットとなった。3枚目のアルバム『25』のリリース後、アデルは2015年に世界のレコード業界を代表する国際レコード業界団体IFPIから【IFPIグローバル・レコーディング・アーティスト・オブ・ザ・イヤー】に選ばれた。

アデルの母国である英国でも同じように、シングル4枚とアルバム3枚が1位を獲得している。アルバム『21』はオフィシャル・チャート・カンパニーの歴代ベストセラー・アルバムとして4位にランクインし、2021年には英国でこれまでに最も売れた女性アーティストのアルバムに選ばれた。さらに、彼女は主要4部門で7回を含む16の【グラミー賞】を受賞している。

アデルは、ステージ恐怖症との闘いについて話しており、本格的なツアーを行うのは簡単ではないと認めている。しかし、米ラスベガスでのレジデンシー公演は“本当に、本当に、本当に”楽しいそうで、ツアーに対する彼女の考え方を変えたかもしれない。昨年10月のインスタグラム投稿でアデルは毎週末に2公演行う常設公演が彼女の中の何かを目覚めさせたと説明した。「私は多くのことを感じ、自分自身とあなたたちについて多くのことを学びました。怖いと思っていたことすべてに人間味を感じるようになりました」と述べ、「しかし、何よりも、ステージに立つことがどれだけ楽しいか、ステージに立つことが本当に得意で、ステージが100%自分の居場所なんだということを確信しました!」と続けていた。

ミュンヘン公演のチケット登録は公式サイトですでに開始されており、日本時間2月5日午後6時に締め切られる。

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