米財務長官、ウクライナ支援巡る取り組み強調 EU高官と会談

David Lawder

[ワシントン 31日 ロイター] - イエレン米財務長官は31日、欧州連合(EU)高官に対して、バイデン政権は118億ドルのウクライナ向け予算の議会承認を得るため取り組んでいると強調した。

イエレン氏は首都ワシントンで欧州委員会のベステアー上級副委員長とドムブロフスキス副委員長と会談。「ウクライナ支援を提供するため議会は迅速に行動しなければならない」と述べ、「行動を怠れば、プーチン大統領に勝利を手渡すことになり、ウクライナだけでなく、われわれの集団安全保障にとって想像できないような結果をもたらす」と懸念を示した。

ベステアー氏は、米国とEUがウクライナ支援で強固なパートナーシップを維持し、双方のウクライナに対する関心が変わるという期待をプーチン大統領に与えないことが不可欠だと述べた。

さらに、欧米が2022年以降行った540億ドルを超えるウクライナ支援は同国の汚職撲滅の点で実を結びつつあると強調した。

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