『π〈パイ〉』がA24によってデジタルリマスター版でよみがえる! 3.14公開決定&予告編解禁

映画『π<パイ> デジタルリマスター』キービジュアル(C)1998 Protozoa Pictures, Inc. All Rights Reserved

ダーレン・アロノフスキー監督のデビュー作『π〈パイ〉』がA24によりデジタルリマスター版としてよみがえり、3月14日より日本公開されることが決定。あわせてキービジュアル、予告編が解禁された。

本作は、1998年サンダンス映画祭で「デヴィッド・リンチとキューブリックの世界を合わせもつ」と絶賛され、最優秀監督賞を受賞したアロノフスキー監督が、わずか6万ドルで作り上げた衝撃のデビュー作。サントラにはマッシヴ・アタック、エイフェックス・ツイン、ロニ・サイズら超強力陣が参加。インディーズ映画の枠を超え、アロノフスキー監督が世界を挑発した電脳系カルトムービーの頂点が、A24によってデジタルリマスターされ、鮮烈に覚醒する。

天才的IQと数学能力を誇るマックス・コーエン。宗教真理からウォール街の株価予測まで、世界は全て数式で説明できると確信しており、マンハッタン・チャイナタウンの自宅にある自作コンピューターで日々神秘の数字の法則探しにのめり込んでいる。そして、ついに核心に触れると思った瞬間、彼は謎の組織から付け狙われはじめ、そして彼の脳内には異常な変化が起き始める―。

このたび解禁となったキービジュアルは、パソコンの前に座る主人公マックスが振り向いた写真をメインに使用。モノクロに対し鮮烈な赤を発するタイトルの『π』。バックには薄っすらと、そしてびっしりと円周率が刻まれ、視覚から脳を侵す。

また予告編は、数列の中にパターンを見つけようとするマックスの仮説から始まる。不安感をあおる映像とともに全編にわたり流れるBGMは、本作以降『レクイエム・フォー・ドリーム』『レスラー』『ブラック・スワン』など多くのアロノフスキー監督作品の音楽を手掛けるクリント・マンセルによるもの。「絶対にみつけなければ!」マックスの鬼気迫る一言から映像が一気に疾走感を高め、BGMが加速。目まぐるしいカットで見せる街、薬、銃、数字、マックスの変わっていく姿。視覚・聴覚で見る者の緊張感をあおる。

映画『π〈パイ〉 デジタルリマスター』は、3月14日より全国順次公開。

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