健康状態の懸念でドジャース・パクストンの年俸がダウン 米報道

ドジャースが左腕ジェームス・パクストンと1年契約を結んだことが日本時間1月30日に発表された。契約条件は「1年1100万ドル+出来高」であることが報じられていたが、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、「1年700万ドル+出来高」に変更されたようだ。詳細な理由は不明だが、健康状態への懸念により、パクストンが確実に得られるサラリーが減額されたという。ただし、パクストンが健康を維持して出来高の条件をすべてクリアした場合の総額1300万ドルに変更はない。

ローゼンタール記者は「我々が入手した契約書のコピーによると、パクストンの契約で保証されている金額は1100万ドルではなく700万ドルである」とリポート。健康状態への懸念により、パクストンが確実に得られるサラリーが減額される形となったが、契約を完全に破棄するほどの懸念ではなかったようだ。

当初判明していたパクストンの契約条件は、契約ボーナス300万ドルと今季の年俸800万ドルを合わせて1100万ドル。パクストンが開幕ロースター入りした場合に100万ドルのボーナスが支払われ、20試合以上に先発した場合にはさらに100万ドルのボーナスが発生し、トータルで最大1300万ドルを得られるというものだった。

ローゼンタール記者によると、契約ボーナス300万ドルは変わらないものの、今季の年俸は400万ドルに変更され、パクストンが確実に得られるサラリーは合計700万ドルに。これに伴い各種ボーナスの条件も変更されており、開幕ロースター入りした場合に200万ドル、18試合以上に先発した場合に400万ドルのボーナスが発生し、パクストンはトータルで1300万ドルを得られることになる。

パクストンは非常に故障が多い投手として知られており、メジャーでプレーした10シーズンで規定投球回をクリアした経験は1度もない。トミー・ジョン手術で2022年シーズンを全休し、戦列復帰した昨季はレッドソックスで19試合に先発して96イニングを投げ、7勝5敗、防御率4.50、101奪三振を記録した。

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