トランプ氏へ大口献金のメロン氏、無所属ケネディ氏へも資金提供

Alexandra Ulmer Jason Lange

[31日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補指名争いで首位を走るトランプ前大統領への大口献金者であるティモシー・メロン氏が、無所属として出馬しているロバート・ケネディ・ジュニア氏にも多額の資金を提供したことが31日、連邦選挙委員会(FEC)の情報開示により明らかになった。

メロン氏はメロン銀行創業者の子孫。ケネディ氏はジョン・F・ケネディ元大統領のおいに当たる。

FECによると、メロン氏は昨年下半期にケネディ氏を支持する特別政治活動委員会(スーパーPAC)「アメリカン・バリューズ2024」に1000万ドルを献金。昨年4月にも同委員会に500万ドルを献金していた。

メロン氏はまた、トランプ氏を支持するスーパーPAC「MAGA」にも昨年4月に500万ドル、昨年下半期に1000万ドルを献金していた。

政治アナリストの話では、大統領選本戦が民主党のバイデン大統領とトランプ氏の対決となった場合、ケネディ氏が激戦州で両候補の支持者の票を奪う可能性がある。

昨年12月のロイター/イプソス調査では、ケネディ氏はトランプ氏よりもバイデン氏の支持者から多くの票を奪うとの見通しが示されている。

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