ポランコ獲得のマリナーズがケプラーの獲得も狙っていた 米報道

マリナーズはツインズとの1対4のトレードでホルヘ・ポランコを獲得したが、同時にマックス・ケプラーの獲得も狙っていたようだ。日本時間2月1日、MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者は「マリナーズはケプラー獲得の可能性についてツインズに問い合わせていた、と聞いた。しかし、ケプラーを含む、より大きなトレードに関する話し合いは盛り上がらなかった」とリポート。最終的にはケプラーを含めず、4選手とのトレードでポランコを獲得するという形に落ち着いた。

昨季のマリナーズは左翼ジャレッド・ケルニック、中堅フリオ・ロドリゲス、右翼テオスカー・ヘルナンデスという外野トリオで戦っていたが、ヘルナンデスがFAとなり、ケルニックはトレードでブレーブスへ放出。外野手の補強が急務となり、トレードでレイズからルーク・レイリー、ジャイアンツからミッチ・ハニガーを獲得したものの、両者ともフルタイムのレギュラーとしては計算しにくい選手であり、それがケプラー獲得を狙う理由になっていたのだとみられる。

現在30歳のケプラーはドイツ・ベルリン出身で、2015年にメジャーデビュー。徐々に頭角を現し、2019年には自己最多の36本塁打を放った。2020年以降はわずかに規定打席に届かないシーズンが続いており、メジャー9年目の昨季は130試合に出場して打率.260、24本塁打、66打点、OPS.816という成績。ポランコ同様、今季限りでツインズとの長期契約が終了するため、今オフ中にトレードされる可能性が取り沙汰されていた。

ツインズはすでにペイロール削減の目標を達成しており、ケプラーを無理に放出する必要はない。ポランコの放出に動いたのは、ロイス・ルイスやエデュアルド・ジュリエンといった若手の台頭によって内野が人員余剰気味になっていたからであり、適切な対価が得られないのであれば、ケプラーをキープしたまま開幕を迎えても問題はないのだ。マリナーズとのあいだでケプラーを含むトレード交渉が進展しなかったのは、おそらくツインズが求める対価にマリナーズが応じなかったことが理由だろう。

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