セリーヌ・ディオンの闘病がドキュメンタリーに! Amazonで配信

セリーヌ・ディオンのドキュメンタリー、Amazon で配信(C)AFLO

難病スティッフパーソン症候群の闘病を公表し、音楽活動から離れているセリーヌ・ディオン。Amazon MGMがドキュメンタリーの権利を獲得し、Prime Videoで配信されることがわかった。

Varietyによると、タイトルは『I Am:Celine Dion(原題)』。彼女の半生とキャリアを広範に取り上げるのではなく、この1年間における彼女のスティッフパーソン症候群との闘いを綴るそうだ。

Web MDによると、スティッフパーソン症候群は神経と自己免疫に障害を来す病気で、進行性だそう。およそ100万人に1人が罹患するまれな神経障害で、筋肉の硬直や痙攣がおき、身体の一部からいずれ全身にその影響が及び、歩行や動作に困難が生じるという。セリーヌは以前から、筋肉のけいれんに悩まされており、2022年1月には、辛いけいれんが続いていることから、ヨーロッパツアーの延期と、アメリカツアーの短縮を発表。その年の12月にインスタグラムでメッセージ映像を公開し、スティッフパーソン症候群と診断されたことを公表した。

セリーヌは、ドキュメンタリーの公開で「ほとんど知られていないこの病気への認識が高まる」ことを望むとコメント。「この2年は私にとってとても困難なものでした。病気が発覚し、付き合いながら暮らしていく方法を模索してきました。しかし、病気だけで私を判断させはしません」。

「音楽活動復帰への道筋で、どれほど自分がファンに会うのを心待ちにしているか気が付きました。活動を休止している間、同じ病気の人達を助けるため、私の人生の一部分を収めようと決意しました」と述べている。

メガホンを取るのは、Huluの『アメリカボーイスカウトの闇』やサンダンス映画祭でドキュメンタリー部門のグランプリと観客賞を獲得した『Hear and Now(原題)』で知られるアイリーン・テイラー。Sony Music VisionとSony Music Entertainment Canada、Vermilion Filmsが制作し、テイラーは製作総指揮に名を連ねる。

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