京都の在日米軍と市民が音楽で交流 軍楽隊と中学生ら3団体が「協演」も

息の合った演奏を披露する在日米陸軍軍楽隊と大宮中学校の生徒、丹後吹奏楽団(京都府京丹後市峰山町杉谷・京都府丹後文化会館)

 在日米陸軍軍楽隊と京都府京丹後市の大宮中学校ブラスバンド部、丹後吹奏楽団による「日米交流音楽会」がこのほど、京丹後市峰山町杉谷の京都府丹後文化会館で開かれた。約800人の聴衆が息の合った美しい音色に聴き入った。

 京丹後市丹後町の経ケ岬通信所の開設を機に、市民と米軍関係者が交流し、理解を深め合う目的で防衛省近畿中部防衛局が2016年から催している。

 演奏会では、アニメ「ルパン三世」のテーマ曲や歌謡曲「上を向いて歩こう」など15曲が披露された。3団体が協演した「世界に一つだけの花」は会場から手拍子も起きた。親子で訪れた宮津小学校2年の女子児童(8)は「迫力があって格好良かった」と話した。

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