テイラー・スウィフト、米ビルボード“Power 100”ランキングで初めて1位を獲得

テイラー・スウィフトが、米ビルボードが毎年発表している、音楽業界で最も影響力のある会社幹部や重要な役割を持つ人を選ぶランキングである“Power 100”で1位を獲得した。彼女にとって初となっただけでなく、アーティストがこのランキングで首位を獲得したのは2014年のジェイ・Z&ビヨンセ夫妻に次いで2度目だ。

言うまでもなく、テイラーはこれまで米ビルボードのさまざまなチャートで首位を獲得してきた。ソング・チャート“Hot 100”で11回、アルバム・チャート“Billboard 200”で13回、“Hot Country Songs”チャートで9回、“Pop Airplay”で12回首位を獲得している。また、米ビルボードが毎年開催している【ウィメン・イン・ミュージック】では<ウーマン・オブ・ザ・イヤー>に2度(2014年と2011年)選出され、2019年の授賞式では<ウーマン・オブ・ザ・ディケイド>として表彰された。

米ビルボード最新号で、テイラーは自身のビジネス感覚について語り、その先駆的な道に続こうとしている人へアドバイスを送った。「このリストに載っている他の重役たちにアドバイスしたいことは、最高のアイデアとは通常、業界の前例がないものだということです」と彼女は語り、「私のキャリアの中で最大の岐路となった瞬間は、自分のアイデアが懐疑的な目で見られたときに、自分の直感を貫き通すことでした。誰かに、“でもそれは今まで一度も成功したことがない”と言われると、私は奮い立ちます。この業界では毎日戦略的なリスクを負わなければなりませんが、たまには自分の直感を信じて飛び込んでみることも必要です。私の再レコーディングはその最も好きな例で、私と一緒に飛び込んでくれたチームとファンに非常に感謝しています」と話している。

米ビルボードの西海岸・ナッシュビル担当エグゼクティブ・エディター、メリンダ・ニューマンが、Power 100のテイラーの項目で指摘しているように、この言葉は“直感が測定基準やデータ分析に取って代わられた”業界では特に重要な意味を持つ。

テイラー・スウィフトの記録破りの【The Eras Tour】は、2月7日からの東京ドーム4公演で海外日程が再開される。

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