【東京新聞杯/WIN5予想】“前走大敗馬”がマスクトディーヴァを破る可能性 きさらぎ賞は想定2桁人気も狙い目

4日に東京新聞杯(GIII、東京芝1600m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数1391票、払戻金34万7220円と落ち込んだが、今年は波乱が予想されるレースもあり好配当に期待が持てる。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■逃げ馬の前残りに要警戒

東京新聞杯の過去10年の配当を見ると、3連単の平均配当額は11万1426円。平均単勝配当額も850円と例年荒れる傾向が強い。昨年も1番人気のジャスティンカフェが4着。逃げた4番人気のウインカーネリアンが優勝と少波乱が起こっていた。

脚質傾向を見ると逃げ3勝、先行1勝、差し5勝、追込1勝。基本的には中団に控え、直線での持続力勝負という傾向が強い。しかし、力のある逃げ馬の前残りには警戒が必要で、過去3勝はすべて5番人気以内に推された馬によるもの。展開によっては昨年と同様のケースも考えられる。

最後に前走クラス別成績を見ると、前走3勝クラス組が4勝、GIII組が1勝、GI組が5勝。前走3勝クラスから優勝した4頭はすべて前走1着馬。前走GIII組も連対以上が必須条件となる。一方で前走GI組は、秋のGIで叩きのめされた馬が主に勝ち星を挙げている。

これらのデータを考慮すると、前走・秋華賞2着のマスクトディーヴァと、前走BCマイル11着のウインカーネリアンが有力。マスクトディーヴァには前走・秋華賞2着で東京新聞杯も2着だったファインルージュの影も浮かぶが、昨年の秋華賞でリバティアイランドに次ぐ2着、さらに2走前のローズSでブレイディヴェーグを負かした実績を考えると、ここは外せない。ジャスティンカフェも実績はあるが、末脚勝負となった場合はマスクトディーヴァに軍配が上がる可能性が高い。それであれば点数を絞るために今回は消しとする。

また前残りの可能性と、秋のGI大敗から優勝というこれまでの傾向を考慮すると、前走・海外GIではあるがウインカーネリアンも警戒が必要だ。高配当も視野にいれつつ、WIN5メインレースはマスクトディーヴァウインカーネリアンの2頭で攻略する。

■前走ボロ負けの2頭も候補

今回警戒すべきは、WIN4京都11R・きさらぎ賞。4年ぶりの京都開催となるため、2014年から2020年のデータを参考にする。

過去7年の勝利馬の傾向を見ると、2020年のコルテジアはキャリア5戦、2019年のダノンチェイサーはキャリア4戦の経験があったが、他は3戦以下。少ないレース経験のなかしっかり実績を残し、本レースも勝利している。また前走クラス別成績を見ると、1勝クラス組が3勝、オープン特別組1勝、GIII組1勝、GI組1勝となっているが、1勝クラスとオープン特別組の4頭は前走1着。前走GIII組は馬券内に入っていたことが条件となる。また前走GI組は2桁着順でなければ好走する可能性もある。

今回の出走メンバーではインザモーメント、ヴェロキラプトル、ファーヴェントの3頭が該当。きさらぎ賞は伏兵含めた3頭で勝負する。

その他、WIN1からWIN5の注目馬は以下の通り。

WIN1・京都10R令月S:スマートフォルス
WIN2・東京10R白嶺S:オレデイイノカ、エルゲルージ、コスタノヴァ
WIN3・小倉11R小倉日経OP:ハーランズハーツ、ダークエクリプス
WIN4・京都11Rきさらぎ賞:インザモーメント、ヴェロキラプトル、ファーヴェント
WIN5・東京11R東京新聞杯:マスクトディーヴァ、ウインカーネリアン

計36点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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