伝説的米バンドのリーダー 30年間連れ添ったが妻が死去「胸が張り裂けそうだ」

ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソン(81)に30年近く連れ添った妻メリンダ・レッドベター・ウィルソンさんが死去した。77歳だった。ブライアンが、30日にSNSの投稿で、「胸が張り裂けそうだ」と妻の訃報を伝えている。

メリンダさんの思い出の写真と一緒に「5人の子供たちと私はただただ涙を流している。どうしてよいのかわからない」「メリンダは妻以上だった。僕の救世主だった。彼女は僕に仕事をするのに必要な精神的安定を与えてくれた」「自分の心に一番近い音楽を作るように勧めてくれた。僕の支えだった。彼女は僕らのすべてだった」「彼女のために祈りを捧げてほしい。愛と慈悲を。ブライアン」とキャプションが付けられている。

この投稿には、2人の子どもたちからのメッセージも含まれており、「彼女は自然の力の持ち主で、出会う人たちの中で最も強い女性の一人でした。彼女はお手本であり、父の救世主であり、母であるだけでなく、自分の精神に突き動かされ、接するすべての人を向上させる使命を持った女性でした」「彼女がいなくなり寂しいですが、教わったことすべてを大切にしたいと思います」「見返りを期待せずに隣人を大切にする方法、最もありそうもない所で美しさを見出す方法、正直さと誇りを持って本当の自分として生きる方法をです」と書かれている。

ブライアンは1995年にメリンダさんと結婚し、夫妻はダコタ・ローズ、ダリア・ローズ、デラニー・ローズ、ディラン、ダッシュを養子に迎えた。2人は1986年にメリンダさんがキャデラックをブライアンに売った時に初めて出会い、3年間断続的に付き合っていたが、1992年にロサンゼルスで再会してロマンスを再燃させた。

ブライアンは、精神疾患との闘いから自身を救ったというメリンダさんについてピープル誌にこう語っていた。「僕がこれまでに経験したことのないような女性との関係を築いている」「彼女はパートナーであり、親友なんだ」

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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