MAMORIOからスマホ不要の「ミツケリモコン」発売。屋内でカギ等を鳴らして探すシンプルなキーファインダー

MAMORIOからスマホ不要の「ミツケリモコン」発売。屋内でカギ等を鳴らして探すシンプルなキーファインダー

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「なくすを、なくす」を標榜する紛失防止タグのMAMORIOが、家庭内でなくしがちな物をかんたんに探せる「ミツケリモコン」を発売しました。専用タグ6個とリモコンのセットで4800円です。

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AirTagやTileなど、紛失防止用のスマートタグはいろいろと販売されていますが、その中でもMAMORIOは群を抜いて小型なのが特徴です。反面、その小型化のために他社にあるようなスピーカー(ブザー)を搭載しておらず、スマートフォンアプリを操作して音を鳴らすことができません。

このため、MAMORIOユーザーや利用を検討している人から音が鳴る製品への要望が多かったとのこと。

鳴らしたい理由としては、自転車のカギやテレビのリモコンを探すのに時間がかかる、視力が弱くなってきたので音でものを探したい、子供がカギを隠してしまいどこに隠したか覚えていないなど。

これだけであれば、多少大型化してもスピーカー搭載のMAMORIOをリリースすれば済みそうなものですが、高齢者や子供にはスマートフォンアプリの操作が難しいという声もあったとのことです。

そこで、リリースされたのが「ミツケリモコン」です。6個の専用タグと、6個のボタンが配置されたリモコンのセットで、各ボタンを押すことで対応するタグを鳴らせるという、ただそれだけのものです。

MAMORIOの名を冠していないことからわかるように、MAMORIOアプリからは利用できず、完全にスタンドアローンな製品です。

MAMORIOのように公共の場所に置き忘れても他のユーザーのスマートフォンが検出してくれたり、MAMORIO Spotアンテナで見つかる機能はなく、基本的に屋内で、近くで見失ったものを鳴らして探すシンプルな仕組みです。

音量は95~105dbで、ソファーの隙間に挟まっているような場合でも音が聞こえるレベルだとしています。また、6個のタグそれぞれに異なるメロディーが登録されているとのことです。

どのタグを何に取り付けていたかを忘れないよう、リモコンに貼り付けられるメモシールも付属。リモコン自体の紛失を防ぐため、常に決まった場所に置いておけるよう専用のスタンドも用意されています。

タグとリモコンのバッテリーはCR2032ボタン電池で、タグの平均電池寿命は6~9か月。リモコンは約1年となっています。

正直なところ、同様の製品は「キーファインダー」といった名称でAmazonなどでも以前から数多く売られており、ほぼ同じ(OEM先が同じ?)ものも見つかります。

技適を通しており、国内メーカーのサポートが受けられるということが利点ではありますが、MAMORIOとしての機能も搭載した製品のリリースも期待したいところです。

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