法務省は1日、2023年の司法試験予備試験に479人が合格したと発表した。前年より7人増え、11年の試験開始以来最多。最年少は23年末時点の年齢が16歳で、史上最も若い合格者となった。これまでの最年少は年末時点で17歳だった。合格率は前年比0.05ポイント減の3.58%。
予備試験は、法科大学院を修了していなくても司法試験の受験資格が得られる制度。経済的な事情で法科大学院に通えないといったケースを想定しているが、近年は法曹への近道として挑戦する傾向が強まっている。予備試験、司法試験とも受験年齢の制限はない。
23年の予備試験出願者は1万6704人、受験者は1万3372人。