「となりで自慰行為をしていた」と少女に告発された医師 裁判で無罪

飛行機の座席で自慰行為をしていたとして起訴された33歳の医師に無罪判決が下された。WCVBなどが報じている。

米マサチューセッツ州ケンブリッジに住むスディプタ・モハンティ医師は’22年5月、ホノルル発ボストン行きの機内で、隣に座った14歳の少女から「毛布の下で自慰行為をしていた」と告発された。

少女はフライト中、モハンティさんが首まで毛布をかぶり、脚が上下に弾んでいることに気が付いたと供述。その後、彼が毛布を下ろすとズボンのファスナーは全開だったという。

ボストンに到着後、少女は離れて座っていた祖父母にこの不愉快な出来事を伝え、祖父母は警察に通報。モハンティさんはFBIの聴取を受け、「そんなことをした覚えはない」と罪を否認したが、同年9月に「航空機内でのわいせつ行為」の連邦犯罪で起訴された。

今週3日間にわたり、ボストン連邦裁判所でモハンティさんの裁判が行われた。モハンティさんの近くに座っていた乗客15人の中に、少女と同じ光景を目撃した人がいなかったことや、客室乗務員も異常に気づかなかったことなどが決め手となり、判事は彼に無罪判決を与えた。

モハンティさんは判決後、「犯してもいない罪で名前が公にされ、台無しにされました。私の家族と私自身にとって、筆舌に尽くしがたいほど困難で辛い時間でした。あのフライトでは、隣には婚約者が座っていたのです。なぜこのようなことが起きたのか、私たち2人とも理解できません」と声明を発表。

AP通信によると、昨年9月時点でモハンティさんは勤めていた病院から停職処分を受けていたという。

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