沖縄県豊見城市立伊良波中学校の3年生約220人は27～28日、同校PTA（新垣繁人会長）主催の合格祈願ナイトウオークに参加し那覇市の護国神社を訪れる33キロのコースに挑んだ。体力の限界への挑戦と仲間づくりを目的に7～8時間かけて完歩した。
催しは2017年度に始まった。当初は学級や部活動単位で行っていたが学年レクに発展した。午後10時前の出発式で「良い夜明けを迎えよう」と保護者があいさつすると、生徒は「イェーイ」と歓声で応えた。眠そうな様子ながらも、仲良しグループで、住宅のない場所では歌を歌いながら元気に歩いた生徒たち。髙村貫太さんは「しりとりや友人と普段できない話をして仲良くなった。ゴールした瞬間は気持ち良かった」と声を弾ませた。（南部報道部・又吉健次）
