能登半島地震から1カ月 宮城県では防災用品の売り上げが急増

能登半島地震の発生から2月1日で1カ月です。宮城県でも防災用品への関心が高まり、ホームセンターでは非常用トイレなどの売り上げが急増しています。

仙台市宮城野区のカインズ仙台港店では、元々防災用品が充実していますが、能登半島地震を受け売り場面積を2倍に広げました。

カインズ仙台港店森康裕店長「お客様からの問い合わせは日を追うごとに確かに多くなっていまして、東日本大震災で被害を受けた地域の方が非常に多くいらっしゃいますので、他人事としては考えられないという方が非常に多いと思う」

被災地では断水が続くなど衛生環境が悪化していることもあり、特にライフラインに関わる商品に関心が高まっていると言います。

阿部美里アナウンサー「非常用トイレは現在20種類あって、これだけでも多いのですが本来は30種類以上あったといいます。まとめ買いされる方が多いそうです」

非常用トイレは地震発生の翌週にまとめ買いをした人が多く、前年の同じ週と比べ14倍近い売り上げとなりました。

停電に備えようと売れているのがランタンです。家の中の灯りの確保には懐中電灯よりも四方に灯りが広がるランタンが適していて、地震直後の週には前年の44倍近い売り上げがありました。

カインズ仙台港店森店長「何かあった時に1日ですぐに復旧し同じ生活に戻れるとは限りませんので、念のためということで最低限3日の準備というのは是非お願いしたいと思います」

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