プロ野球の各チームが2月1日、春季キャンプをスタートさせました。中日ドラゴンズのキャンプ初日の様子を石井俊大アナウンサーが取材しました。
2024年もドラゴンズの1軍は北谷町(ちゃたんちょう)の「アグレスタジアム北谷」を、2軍は読谷村(よみたんそん)の「オキハム読谷平和の森球場」をそれぞれキャンプ地とします。
「打線の大幅強化」
2011年以来、13年ぶりの優勝に向けてついに本格始動した中日ドラゴンズ。昨シーズンは56勝82敗5分けの借金26で、球団史上初の2年連続最下位に終わりました。雪辱を果たすべく、勝負の3年目を迎えた立浪監督が着手したのが「打線の大幅強化」です。
立浪監督:
「いろいろ楽しみにしながら。新加入の中田」
立浪監督が真っ先に名前を挙げたのが、今シーズン新たに獲得した右の強打者・中田翔。通算303本塁打、1062打点を挙げた大砲は、2023年、さらなる出場機会を求めてジャイアンツを退団。そんな中田の思いと2023年のチーム総得点が390点と得点力不足に悩んだドラゴンズの思惑が一致し、加入に至りました。
初日の中田、守備練習で魅せます。ゴールデングラブ5回獲得の守備の名手が、華麗なハンドリングを披露。しかし「翔さん、翔さん!」と、さっそくチームメートから突っ込まれる場面も。
また、午後に行われた打撃練習では、スタンドに集まった観客から拍手を受けてバッティングゲージへ。ボールの感触を確かめるように、丁寧にバットを振りました。
練習後に中田は「最終的に優勝、日本一。そこを目指して一生懸命やっていくのと、個人的にもレギュラーを取るという意味では自信しかないので、一から頑張っていきたい」と意気込みを語りました。
中田の加入がチームにどんな影響をもたらすのか。そして中田の活躍でチームは勝利をもぎ取ることができるのか。期待が高まります!