「地元で見ている桜と違ったのでびっくり」河津桜まつり開幕 インバウンド客を呼び込め! 高価格“2万5000円プラン”も登場

伊豆半島に一足早い春の訪れを告げる「河津桜まつり」が2月1日、開幕しました。
2023年はおよそ50万人が早咲きの桜を楽しみましたが、2024年はさらなる集客に力をいれようと新たな試みも始まっています。

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<杉本真子キャスター>
「河津町の中心部、河津川の河川敷にいます。いまは冷たい風が時折吹いて、肌寒くなっています。ただ、日中は、日差しがたっぷりとさしていて、長袖一枚で十分なほど温かな陽気でした。

開幕初日の1日は、まだ満開とまではいきませんが、朝8時に取材を始めた頃には、まだ小さかった桜の花が、昼には日の光を十分に浴びて、きょう1日でも花が大きく開いたように感じました。河津桜はやや下向きになっているため、私たちと同じ目線で綺麗な花を楽しむことができます」

2023年はおよそ50万人が訪れた河津桜まつりですが、今年はさらに多くの人に来てもらおうと、町はインバウンド向けの新たなプランを始めました。

開幕直前に消費税未納の問題が発覚し、対応に追われる中、1日に開幕した「河津桜まつり」。オープニングセレモニーでは、餅つきが行われ地元の人たちがつきたての餅を無料で振舞いました。

<杉本真子キャスター>
「河津桜まつりでは、今年から新たにスタートした桜の楽しみ方があるんです」

実行委員会は今回、河津桜を見下ろせる特設テラスを初めて設置。テラスでは、ほとんどの食材を河津産でそろえたお花見懐石弁当を味わえます。このほか、地元のクラフトビール、日帰り温泉の入浴券などを含めて、一人2万5,000円で利用することができるプランを用意しました。

<河津町観光協会 森野ゆかりさん>
「今回は、インバウンドの方に来ていただきたくて、高価格なインパクトのあるものを、ということで作りました」

河津桜はまだ見ごろを迎えていませんが、会場には、静岡県外からの観光客や海外からのインバウンドの客も花見に訪れていました。

<茨城から来た観光客>
「今回初めて桜を見れたので、とても色が濃くて、花びらが大きくて、つぼみも大きくて、私たちが地元で見ている桜と違ったのでびっくりしました」
「ちょっと早すぎたかなと思っていますけど、もう1週間くらい遅く来れば(よかったのに)」

<山田和子実行委員長>
「今年は特に5類になりましたのでね、問題なく食べ歩きもできますし、ゆっくりお弁当も食べていただけますしぜひ笑顔で楽しんでいただけたらと思います」

<杉本真子キャスター>
「この桜並木はおよそ4キロに渡って連なっていて、歩いて1時間ほどで回ることができます。祭り期間中、桜並木のライトアップが行われ、夜桜を楽しめるようになっています。満開になると、美しい桜のトンネルになります。1日の時点では、原木が2分から3分咲き、桜並木は咲き始めということです。新型コロナの感染症の位置づけが5類に移行されてから、初めて開かれる河津桜まつり。2024年は70万人の人出を見込んでいるということです」

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