栃木県は1日、県内76の定点医療機関で把握した新型コロナウイルス感染者数を公表した。1月22～28日に報告された感染者は計1597人（前週1265人）で、1機関当たりの平均は21.01人（同16.64人）。9週連続で増加した。
インフルエンザの感染者数は計1251人（同1388人）で、3週間ぶりに減少したが1機関当たりの平均は16.46人と、注意報レベルの基準10人を上回っている。
県は「年明けからコロナの患者数が急増し、インフルの流行も継続している」として、基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけている。
新型コロナでは、6保健所管内別で1機関当たりの平均患者数が最も多かったのは県北の31.71人。安足が25.00人、県南が20.29人、宇都宮市が17.06人、県東が16.13人と続き、最も少ない県西が12.13人だった。
年代別では10歳未満が503人と最多。10代282人、30代164人、40代157人、50代124人などと続く。
クラスター（感染者集団）は医療機関で7件、高齢者施設で23件、障害者施設で3件発生した。
新規入院者は前週比67人増の250人。1週間平均の入院者は387.1人で、前週比101人増だった。
