パーティー券裏金問題 東海3県の6議員が“不記載”明らかに 安倍派議員をCBC木下記者が直撃

自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題。東海3県の安倍派の国会議員6人が、収支報告書に不記載だったことを明らかにしました。

きょう(1日)、その議員を直撃しました。

(木下大記者)
「自民党最大派閥、安倍派の最後の総会が、この後行われます。所属議員が続々と姿を見せました」

派閥の解散を決めた安倍派は、1日に最後の総会を開きました。

安倍派は1月31日、過去5年間で6億7000万円を超える不記載があったとして政治資金収支報告書を訂正。これを受けて東海地方でも1日までに議員6人が不記載の金額を明らかにしました。

その6人とは不記載の金額が多い順に、愛知15区の根本幸典衆議院議員、三重4区の鈴木英敬衆議院議員、三重選挙区の吉川ゆうみ参議院議員。

そして比例東海ブロックの青山周平衆議院議員、愛知選挙区の酒井庸行参議院議員、愛知7区の鈴木淳司衆議院議員です。

1日までに酒井議員以外の5人は、収支報告書の訂正を届け出ています。そのカネは一体何に使ったのか。

過去3年間で396万円の不記載があった根本議員を1日午後、直撃しましたが。

木下記者:「会見など開かれる予定はないのですか?」
根本議員:「…」
木下記者:「訂正しておしまいじゃダメですよ?」
根本議員:「…」

何も答えなかった根本議員、地元の有権者は。

(愛知15区有権者)
「頑張ってほしいが、裏切りみたいな感じ」
「政治の不信をより根深くさせる。残念です」

収支報告書を訂正したらそれで終わり、でいいわけがありません。

失った「政治への信頼」を取り戻すためには、何より丁寧な説明が求められます。

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