伊東純也選手が代表から離脱 サッカー、性加害疑惑報道

 【ドーハ共同】日本サッカー協会は1日、カタールでアジア・カップに参戦中の日本代表から伊東純也選手(30)が離脱すると発表した。一部で性加害疑惑が報じられていた。

 協会側は報道内容と当事者の主張に相違があり「慎重な対応が求められる」とし、「本人の心身のコンディションを考慮した結果」の離脱であると説明。「多くの皆さまにご心配をおかけしている」として謝罪した。

 伊東選手が所属するフランス1部リーグのスタッド・ランスは1日に「現時点では伊東選手を支えていく。具体的な判断材料を待ち、事態の推移を注視する」などと声明を出し、女性への性暴力を許さない姿勢も示した。

 伊東選手は2022年ワールドカップ(W杯)にも出場した日本代表の主力で、今大会は1次リーグ3試合に出場した。疑惑が報じられた1月31日のバーレーン戦は出場機会がなく、試合後の取材に「サッカー以外のことは駄目だと言われたので」とだけ述べた。

© 一般社団法人共同通信社