横浜ノース・ドックで8日に開く米新部隊配備の式典 山中市長は公務を理由に欠席

山中竹春市長(資料写真)

 横浜港の米軍施設「横浜ノース・ドック」(横浜市神奈川区)への部隊配備を進めている米陸軍が、部隊の運用を開始する8日に開く式典について、山中竹春市長が公務を理由に欠席することが明らかになった。基地機能の強化に動く米側に懸念を表明し、ノース・ドックの早期全面返還を求めてきた市長の対応に注目が集まっていた。

 米陸軍は8日午前10時半から、ノース・ドックで式典を開催する。市によると、正式な招待状は1日に市長と基地担当理事、基地対策課長の3人に届いた。市長は欠席を決めたが、理事と課長は式典の内容や米側のあいさつなどを直接確認するため、事務方として出席する方針を示している。

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