茨城・明秀日立野球部でバット盗難か 部員が売った可能性 甲子園出場の強豪 学校側、警察に相談

甲子園に春夏通算3回出場した明秀学園日立高(茨城県日立市神峰町)の硬式野球部で備品の金属バットが複数本なくなり、一部の部員がリサイクルショップに売ったと話していることが1日、同校関係者への取材で分かった。学校側は盗まれた可能性があるとして茨城県警に相談している。

同校によると、野球部の練習場や寮がある高萩キャンパス(同県高萩市石滝)内で1月下旬、保管中の金属バットがなくなり、似たバットがリサイクルショップで売られていた。

学校側は、判明直後の同月末に保護者会を開き、これらの経緯について報告した。学校側の聞き取り調査に対しては、複数の部員が、バットを持ち出してリサイクルショップに売却したことを既に認めているという。

部内ではこれまでも野球用具などがなくなることがあったといい、同校は茨城新聞の取材に「今後の対応については、警察に相談した上で検討していきたい」としている。

明秀日立は2018年の選抜高校野球大会で初の甲子園出場を果たし、22年には春夏連続出場。県北地域から37年ぶりに夏の甲子園に出場した。

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