サンピアザ水族館 入館700万人へ コロナ禍超え客足回復 ライバル登場、魅力向上図る

「地元のシンボルとして、築いてきた歴史をつなぎたい」と話す新さっぽろサンピアザ水族館の福田利幸館長

 札幌市厚別区の新札幌副都心にある都市型水族館「新さっぽろサンピアザ水族館」は今週末にも、1982年の開館以来の入館者数が700万人に達する見込みだ。近年は年間14万人前後で推移していたが、新型コロナウイルス禍で半減。開館40周年を迎えた2022年度は客足が戻ったものの、本年度はライバルとなる新施設が次々に誕生し、苦戦を強いられる。物価高騰で経営も厳しく、客足回復を目指し、利便性や魅力の向上に取り組んでいる。

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