清水港・海洋文化施設「開館は10ヵ月ほど遅れる」 静岡市難波市長が見通し示す

静岡市が清水港に建設を予定している海洋文化施設について静岡市の難波市長は「開館は10カ月ほど遅れる」という見方を示しました。

静岡市 難波喬司市長:
「これからの建設の段階で、なかなか取り戻しというのは困難ですので、恐らく10カ月は開館が遅れるのではないか」

静岡市の難波喬司市長は、1日の定例記者会見で清水港に建設を計画している仮称「海洋・地球総合ミュージアム」の開館が、当初予定していた2026年4月より10カ月程度遅れる可能性があると説明しました。

事業を行う会社と東海大学の間で魚の種類の選定や、飼育する機器の選定維持管理コストなどの協議に、時間がかかっているためということです。

さらに静岡市と事業者の地質調査結果に差があり、当初の想定より深い位置に杭を打つことに変更したことも、影響しているということです。

今後については。

静岡市 難波喬司市長:
「全体としては方向性が見えてきましたので、当初の予定からは遅れてしまいますけれども、これからは順調に進むと思っております」

静岡市は工期が遅れるため、2月補正予算案で今年度の海洋文化施設建設費を、およそ30億円削減する方針です。

© 静岡朝日テレビ