米、イラクとシリアのイラン関連施設攻撃を承認 時期は天候次第

[ワシントン 1日 ロイター] - 米政府は、イラクとシリアにある複数のイラン関連施設に対する数日間にわたる攻撃計画を承認した。CBSニュースが1日、米当局者の情報として報じた。

先月28日、シリアと国境を接するヨルダン北東部の米軍基地にドローン(無人機)による攻撃があり、米兵3人が死亡、少なくとも34人が負傷した。

4人の米政府高官によると、この攻撃に使われたドローンはイラン製だとみられている。また関係筋によると、イランの革命防衛隊はシリアから幹部を引き揚げているという。

中東での武力衝突が激化する中、米国人に初めて死者が出たことを受け、米政権の報復措置に対する見方が交錯していた。

CBSが報じた米政府筋の話によると、攻撃のタイミングは天候に左右されるという。民間人を攻撃するリスクを避けるため、見通しのよい日を選定するとみられる。

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